先月の29日に2020年7月1日時点の基準地価(都道府県地価調査)を国土交通省が公表しました。
この調査によると、全国全用途平均は0.6%下落で3年ぶりに下落に転じたそうです。
商業地も0.3%の下落に転じ、住宅地は0.7%の下落。

新型コロナウイルスの影響で先行きの不透明感や不動産需要の減退により取引が停滞し前年まで続いた地価上昇に歯止めがかかったと考えられているそうです。

そういえば、数年前には東京オリンピック開催時期の半年前から直前頃には地価の上昇はピークを迎え下落に転じると言われていましたし、経済評論家の中にはオリンピック特需を当て込んだ投資家が売り始めるので大暴落が起こると言っていた人もいましたが、そうはなっていません。もしオリンピック開催時期前後がピークでその頃に処分しようと考える投資家が大勢いるのなら既に売り始めていると思うのです。ですがそれほどそういった動きは感じませんし、香港の投資家が新型コロナの影響で、手持ちの不動産を手放す法人が増えると見込んで日本の不動産投資を増やす話まで新聞に出ていました。

2020年がこんな年になるとは誰も思ってなかったでしょうね。
なかなか予想は当たりません。