2018/04/27日経新聞より

和歌山市で2005年に条例で制定した「50戸連たん制度」。

住宅等の建築が制限される市街化調整区域でも

50戸以上が連なる地区に隣接すれば分譲住宅を建築出来る様に

制度変更したら、数珠つなぎの様に住宅が際限なく広がった。

すると、郊外に広がった住宅のためにゴミ収集、道路・水道整備、

福祉サービスの効率が悪化し、財政負担が増してしまった。

同制度の副作用に気付いた市は2017年4月に

「50戸連たん」の原則廃止に踏み切った。

住民流出対策で始めた制度で住宅地が無秩序に広がって

しまい財政悪化を招く。その結果制度廃止。

 

・・・コンパクトシティの逆になってしまった訳です。

広がった住宅地のために行政サービスは維持しないといけませんので

財政負担はしばらく続きます。

こういう事例が出ると財政負担縮小のために

コンパクトシティ化を真剣に考える市町村が増えるような気がします。

その時、皆さんが所有している不動産は

人が集まるエリアに有りますか?

それとも人が減り行政サービス縮小の可能性があるエリアですか?